2011年3月17日木曜日

計画停電の影響

計画停電の開始以来、実施区域に何度か入っていたのですが、実際に停電したのは昨日 (16日) が初めてです。

計画停電の開始時間 (16日 9:20) の 30分くらい前に、東京電力の広報車が来て、第5グループであることが告げられました。私の住んでいる地域は2つの変電所から給電されているらしく、この時点まで、第1グループなのか第5グループなのかが判然としなかったのです。このため、2つの時間帯に跨がる空振り対策を強いられていました。東京電力の広報体制は再考の必要があるでしょう。乱暴なやり方ですが、グループ毎に実際に短時間停電させることで、どのグループに属するかを周知するという方法もあったはずです。

予定時間は 9:20〜13:00 ですが、実際に停電したのは、9:50〜12:30くらいでした。この間、UQ-WiMAX はつながらなくなり (圏外) 、ソフトバンクの回線 (iPhone) はつながりにくくなりました。

停電している間に、付近の様子を見てきました。

  • 上毛電気鉄道は信号機が消灯していました。踏切はフェールセーフで停電時に遮断機が下りるのですが、普通に渡れたので、何らかの対策をしていたのかもしれません。
  • 両毛線は、遮断竿が取り外されています。
  • ガソリンスタンドは軒並み閉店です。自前の小型のタンクローリーでガソリンを運び込んでいるスタンドがあり、わずかの時間ですが営業を再開していました。
  • 配本も混乱しており、毎週水曜日発売の雑誌は買えましたが、本当は今週に限り明日(木曜日)発売だったようです。
  • スーパーは、どこもパンとカップ麺が売り切れです。缶詰は昨日は売り切れでしたが、入荷していました。

国交省は鉄道運行のために強引に東京電力を説得して、ピンポイントで鉄道事業者が利用する変電所に送電する対策を行わせたようですが、これはやるべきだったのでしょうか? 近い将来発生するであろう関東地震の際には役に立つことは否定はしませんが、今やるべきことなのか、というと非常に疑問です。数日間不便があったとしても、今はそのリソースを火力発電所の復旧に充て、一刻も早く電力需要を満足すべきではないかと思います。

群馬県内では、JR両毛線、JR信越本線、JR上越線はごく一部を除いて運休のまま、上毛電気鉄道も計画停電の影響をもろに受けています。4月が迫っています。4月までにこれらの路線が復旧しなかったら、学生さんはどうやって通学するのでしょうか。入学式やオリエンテーションに影響が出るのではないかと心配です。

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