2013年6月30日日曜日

さらば Google Reader

サービス終了寸前! ニーズで選ぶ7つのGoogleリーダー代替候補
http://www.lifehacker.jp/2013/06/130630google_reader_seven.html

私は別の目的もあって、rss2mail を急遽作ったりしたのですが、結局何もする必要はなかったようですね。私は iOS の ByLine を利用していましたが、ByLine と Feedly の組み合わせで、これまでと何ら変わらずに(お気に入りに登録したものを含めて)RSS フィードを読み続けることができました。移行は非常に簡単で、ByLine Free をアップデートし、Feedly にログインするだけです。関係者のご努力に感謝したいと思います。

それにしても、これまでも Google のサービスで打ち切られたものはたくさんありましたが、これほど各方面から悲鳴が聞こえたのは初めてではないでしょうか。

2013年6月8日土曜日

Google Reader 問題 ── 私はこうした

Google Reader が 7月1日に終了するのは皆様ご承知の通りです。ニュースを見た直後に、代替の RSS リーダとして Livedoor Reader や Feedly なども試してみましたが、iPhone で ByLine を愛用していた私にはどうもしっくり来きません。「ま、3ヶ月もあるし、その間に誰かが何か考えるだろう」とタカをくくっているうちに、あと一ヶ月を切ってしまいました。

しっくり来ない原因は、「この記事、あとでゆっくり読みたい ── でも、お気に入りに入れるかどうかはまだ決めない」という操作ができないからです。ByLine はフリックで未読に戻せるので、やや不満ながら、この操作が出来ていました。

後継は自作スクリプトと Mailbox

結局、RSS フィードを読み込んで、自分宛にメール送信するスクリプトを書きました。Node.js で 200行程度です。これを cron で動かして、適当な時間に記事を回収し、自分の GMail アドレスにメールします。GMail のフィルタ機能を使って、受信したメールに [RSS] という感じのラベルを付けておきます。このまま、GMail を Google Reader の代わりにしてしまうというのも手だと思います。

Mailbox は、ご存じの方も多いと思いますが、シンプルな操作でメールをさばき、メールボックスを空にする、という新コンセプトのメールクライアントです。

メールとして受信した記事を Mailbox のフリック操作でさばいていきます。こんな感じになります。

読み捨てる記事は、長めに右フリックします。これでゴミ箱行きです。

お気に入りとして保存しておきたい記事は、短めに右フリックします。これで、GMail のアーカイブに入ります。

後でゆっくり読みたい記事は、短めに左フリックして、読みたいタイミングを指定します。あるいは、長めに左フリックして、To Read に入れても良いでしょう。ここは自分の好みで使い分けます。

これが Mailbox の最大の特徴です。日付を指定できるので、少し先のイベントスケジュールなども直前にリマインドするように設定でき、非常に便利です。

いくつか問題点も

現時点で認識している問題点です。

  • エラー処理とか、セキュリティとか、あまり考慮されていません。今はコンセプト検証を優先しています。
  • 一部、文字化けしたり、タイトルの中に変な空白が入ったりすることがあります。
  • うまく受信できない RSS フィードがあるようです。まだあまり調査できていません。
  • Google Reader は rssad のリンクを本来のリンク先に置き換えてくれていました。この機能が欲しいです。
  • RSS で配信される記事だけなので、出来の悪い RSS リーダと同じで、記事全文ではなく、ごく一部だけがメールされてきます。
  • Mailbox の問題だと思うのですが、HTML メールに埋め込まれた画像が小さくなります。iOS 標準のメールアプリでの表示と比べると一目瞭然で、半分くらいの大きさでしょうか(下の画像の左側が iOS 標準のメールアプリ、右側が Mailbox で表示したもの)。これは今後の改善に期待です。

今回はコンセプトだけのご紹介です。要望があればコードを公開するかもしれません。