2011年7月25日月曜日

実に鮮やかな復旧作業だ

中国の高速鉄道で列車衝突事故がありました。日本の新幹線は、停電した時には赤信号扱いになって自動的に停車するので、ああいう事故にはなりません。鉄道の信号は、レール間の電圧ゼロが赤信号に解釈されるフェールセーフの仕組みを採用しています。

中国の高速鉄道の技術は大変素晴らしいので、今回の事故から学ぶことは何もないようですね。担当者のクビを文字通り斬り落として、復旧のために事故車両はさっさと解体して、邪魔な遺体や遺品も一緒に重機で砕いて地中に埋め、鮮やかに復旧させました。我が国ではこうは行きません。中国は実に素晴らしい技術と運用体制を持っております。

我が国では、2004年の中越地震の時に、上越新幹線とき325号がこともあろうに 8両も脱線しました。好運にも乗客は誰一人としてけがをすることはありませんでしたが、我が国の新幹線の技術は大変未熟なので、一ヶ月以上の時間をかけてこの車両を搬出し、長い時間をかけて多くのことを学ばねばなりませんでした。もう、日本が中国様に教えるなんて、そんなおこがましいことは何一つございませんです。ODA だの技術供与だの、そんな失礼なことは今すぐやめましょう。

え? 中国様の技術? 無償提供でも要りません。

2011年7月21日木曜日

OS X Lion (Server) ファーストインプレッション

普段、あまり使っていない Mac mini server をとりあえずアップグレードしました。講義で使っている MacBook Air は何かあるといけないので、前期の講義が終了するまでは、Snowleopard のまま使うことにします。

Server 版のプリンタ共有がクライアント版と同等に

前の記事OS X Lion Serverは要らないと書きましたが、その最たる理由はクライアント版 OS は USB プリンタを共有できるのに対し、Server 版は PostScript プリンタでないと共有できないことです。不便極まりないのでクライアント版 OS に戻したくて、OS X Lion が発売されるまでの辛抱と Mac mini server を放置していたのです。

「もしや」と思い、アップグレードして一番最初に試したのは USB プリンタの共有でした。なんと! 共有できているじゃないですか! やや古い Canon MP600 を Bonjour 共有したところ、ちゃんと MP600 と認識され、あっさり設定できました。こっ…これなら OS X Lion Server を使ってあげてもいいんだからねっ! じゃなくて、本当は、NetBoot とかの運用ノウハウを溜めたかったので、やっと当初の希望通りになったというところです。

スクロールバーがなくなるとどうなるのか

Magic Trackpad をつなげてみて衝撃だったのは、2本指スクロールです。これまで、2本指スクロールは、あくまでスクロールバーを動かしていました。従って、コンテンツの下の方を表示したいときは、指を下へ動かします。これからは、コンテンツを直接動かすので、指を上に動かします。私は、この頭の切り替えがまだ出来ていません。

要は OS X Lion では、iPhone や iPad と同じ方式になったのです。これらのデバイスでは別段何の違和感もなく(意識したことすらなかった!)操作できていたのに、OS X Lion ではつい逆に操作してしまいます。これは設定で変えられますが、新時代に突入した、という証なのでしょう。

OS X Lion インストール中

早速研究室の Mac mini server に OS X Lion をインストールしているのですが、いくつか壁に当たったので、書き留めておきます。

Apple リモートデスクトップからは購入できない

Mac mini server は普段はディスプレイがつながっておらず、リモートで運用しています。Apple リモートデスクトップで接続した場合、App Store でアプリを購入したり、購入済みのアプリをインストールしたりできませんでした。

サーバ版からクライアント版へのアップグレードパスはない

Mac OS X Server 10.6.8 が動作している Mac では、OS X Lion だけをインストールすることはできません。OS X Lion Server (管理用アプリのみ)は別売りですが、一緒に買わないとダウンロードすらできません。

どうしても、クライアント版にしたい場合は、あらかじめ、クライアント版の Snowleopard を入れ直す必要があるようです。Mac mini server で動いている Mac OS X Server は当該モデル専用版で、そもそもこのモデルにインストール可能なクライアント版の Snowleopard が存在しません。泣く泣く欲しくもない管理用アプリを買いました。

8月に発売される USB メモリ版は、普通にインストールできるのでしょうか?

(追記)

クライアント版を買った後、サーバ版を買ったのですが、購入済みのところに OS X Lion が 2つ表示されています。まさかのダブルチャージ?

(さらに追記)

RAID を組んでいるボリュームにインストールした場合、リカバリ用のパーティションの作成ができず、リカバリ機能は利用できないとのことです(Apple Knowledge Base HT4649)。使いもしない Server 版なんか持ってると、踏んだり蹴ったりだ(泣)。

2011年7月15日金曜日

ATerm WM3500R ファームウェア 3.1.0

当ブログでもボロカスに書いていた ファームウェア 2.0.0 ですが、ようやく 3.1.0 がリリースされました

しかも、ATerm WM3500R のバージョンアップ通知機能(Power ランプ点滅)を使わない、こっそりリリースです。修正内容はバグフィックスだけというアナウンスの割に、バージョン番号の飛び具合も 2.0.0 → 3.1.0 とビックリするような数字です。プロジェクトに腕利きを投入して、全面的にコードを書き直し、厳重にテストしていたのでしょうか。ダメなコードはさっさと捨てる、という選択肢は正しいと思います。

昨夜、深夜に帰宅して、いそいそとバージョンアップしました。まだ 5時間ほどしか経っていませんが、無線 LAN は生きています。昨日までは、朝起きると確実に死んでました(100%再現、最悪 5分以内で通信不能)ので、安定したのかもしれません。Mac 、iPad ともに使えています。

もう少しこのまま使ってみます。