JUDE/Community は無料で使える UML モデリングツールです。Java で書かれているので、もちろん Mac OS X でも動作します。コマンドラインから起動してもいいのですが、せっかくなので、通常のアプリケーションのようにダブルクリックで起動できるようにする方法を紹介します。
(2009-08-30追記) Mac OS X 10.6 Snow leopard でも、同じ手順で作成できることを確認しました。
準備
材料と道具として、次の 2つが必要です。
- この記事の執筆時点 (2009年 2月 27日) 時点での JUDE/Community の最新バージョンは 5.4.1 です。JUDEの公式サイトで登録後ダウンロード (無料) してください。jude_community-5_4_1.zip というファイルが落ちてくると思うので、それをダブルクリックして展開しておきます。
- Mac OS X の Xcode が必要です。インストーラは Mac OS X のインストールディスクの中に入っています。
手順1:
Jar Bundler を起動します。/Developer/Applications/Utilities/ に入っています。
※ Jar Bundler の実体は、/usr/share/java/Tools にあります。もしかしたら、Xcode のインストールは必須ではないのかもしれません…。手元に Xcode をインストールしていない環境がないので、確認できていません…。

手順2:
Jar Bundler の Build Information タブの中の Main Class を指定します。Choose... ボタンをクリックして、jude-community.jar を選択します。すると、Jar Bundler は jude-community.jar の中から Main メソッドのあるクラスを探してくれます。
Options は、お好みで指定してください。

手順3:
Jar Bundler の Classpath and files タブを開きます。Additional Files and Resources と Additions to Classpath のリストに、jude-community.jar が見えていると思います。これに加えて、Additional Files and Resources の Add... ボタンをクリックし、jude-api.jar、Welcome.jude および Welcome_ja.jude を追加します。
上記の操作を行うと、jude-api.jar は Additions to Classpath の中にも、自動的に追加されます。

手順4:
Jar Bundler の Properties タブを開きます。VM Options に -Xms16m -Xmx512m -Xss2m
を指定します。Version は JUDE のバージョンにしておきましょう。

手順5:
Create Application... ボタンをクリックし、JUDE という名前を付けて Application Bundle として保存します。うまくいくと、以下の右のようなアプリケーションが作られています。Jar Bundler の問題だと思いますが、左のような進入禁止のアイコンになることがありますが、実際には正常に作られています。一度、アイコンをクリックすると、右のアイコンになります。

作業は以上です。おつかれさまでした。
このアイコンをダブルクリックすると JUDE が起動します。作成に使用した jude_community-5_4_1.zip や jude_community フォルダは捨ててしまってかまいません。
今回、マックにjudeを導入する際に参考にさせていただきました。
返信削除マック初心者なので大変たすかります。
今後も貴サイトを参考にさせていただたいと思います。ありがとうございます。
耕三様、はじめまして。コメントありがとうございます。
返信削除あまり初心者向きのコンテンツはないのですが、なるべく分かりやすく書こうと思います。ご不明な点がありましたら、お気軽にご質問ください。これからもよろしくお願いいたします。
ありがとうございます!
返信削除大変参考になりました!
こんなにうまくいってしまうとは正直驚きです。
Jude professional でもうまく行きました! ありがとうございます.
返信削除Jude version: Pro 5.4.1
Mac OSX 10.6.5