Windows Update で「Microsoft corp. を信頼しますか?」と聞かれて、信用なんかできるかい! と迷わず「いいえ」をクリックした私が、MOS (Microsoft Office Specialist) 試験を受験してみました。業務上、Office のスキルは要りませんが、資格そのものが必要なのです。今後も Office とか使う気はサラサラありません。文章書くなら LaTeX でしょ? 普通。
Excel 2010 ProfessionalSpecialist の結果は 775点で合格。1000点満点で 700点以上合格ですからギリギリです。Excel は表計算ソフトとしてはそれなりに(?)使うものの、「これって表計算の世界ぶち壊しじゃね?」と思う Microsoft 独自機能はまるで使わないので、その手の問題はほとんど分かりませんでした。問題文に書いてあることが理解できないレベルです。
前日にツィッターで「使って 5分でブチ切れた」と書いた Word 2010 ProfessionalSpecialist の方はというと、 570点で不合格。試験中に、Word がしばらく固まって、「原因不明のエラー」とかダイアログが出ました。試験監督の手を煩わせることがなく復旧したので、固まっていた間、しっかり試験時間を消費してくれました。さすが Microsoft です。こちらも、Microsoft のヘンテコリンな機能に関する問題は、問題文が理解できないものが多かったです。
どちらも共通して言えることは、攻略本がないとクリアできないゲームというノリの試験です。試験時間も結構ギリギリです。普通に使えてるから対策しなくていいだろと思っていると、合格できません。Mac OS X の伸びやかに動くマウスカーソルと違って、カーソルが初速から高速に動くので使いにくかったです。リボンインターフェースが最悪で、機能階層じゃなくて、コンテキスト階層で分けられたため、似たような機能が複数のタブに配置されてしまい、「どっち?」というのも、いくつかありました。合格したいなら、ちゃんと対策の問題をやった方がいいです。こいつが、大リーグ矯正ギブスではなく、ヘッポコ野球矯正ギブスみたいなソフトで評判は最悪ですが。
必要な資格は ProfessionalSpecialist レベルじゃなくて、Expert レベルです。とりあえず不合格の Word は放置して、Expert を受けてみたいと思います。それはそうと、Mircosoft はそろそろソフト作るの止めてくれないかなあ。世界中の迷惑だよ。